Project Reality 1.0リリース

ついに待ちに待ったProject Reality 1.0がリリースされましたね。

 Release Project Reality BF2 v1.0 Released! – Project Reality Forums

 8年間の開発の集大成となるような、大規模な変更点の加えられたリリースで
リリース前に公開されたDEVCASTの中で、「同じところを見つける方が難しい」と
言われていただけあるような、そんな内容です。

大きなアップデート内容としては「フランス軍(国連派遣軍)の追加」「バックアップサイトの追加」
「全般的なUIの変更」などがあげられると思いますが、公式のFeatures Listを見ると
我々の気が付かない細かい点にも、いろいろと変更が加えられているようです。


追って詳細を書きますが、今回のバージョンから従来の3分割のexeインストーラー形式ではなく
isoイメージファイルとしての配布を取っていますので、インストールの方法が変わりました。
isoファイルはCDやDVDなどのディスクを、ディスクイメージとして取り扱う為のファイル形式で
CD/DVDに焼いて使用するか、あるいは仮想ドライブソフトウェアでマウントして使用します。
「仮想ドライブ」や「iso マウント」などのワードで検索するとヒットするかもしれません。

また、あるいはisoイメージを解凍することのできるソフトウェアもあります。
高機能な圧縮、解凍ソフトウェアとして有名な「7Zip Filemanager」は、デフォルトの機能として
isoイメージの圧縮、解凍機能を有しています。MinecraftでMODを使用したことがある方は
勝手知ったるソフトウェアかもしれません。

また今回のバージョンアップから、本体にPR Mumbleが同梱されるようになりました。
従来までのPR Mumble 1.0.4は削除しても問題ありません。
これについても、一部VISTA以降のOS特有の問題が発生していますので、対策が必要です。

とここまで書いてきましたが、そもそもProject Realityって何って人もいるかと思いますので
ちょっとした説明を書いておきたいと思います。

Project RealityとはBattlefield 2というゲームのMOD、有志により提供されている
拡張パックのひとつで、ジャンルとしてはFPS(ファーストパーソンシューティング)になります。
Battlefield 2自体は、シリーズ化されて現在も人気を誇るBattlefieldシリーズの第3作目で
2005年にリリースされました。

「2005年にリリースされた」ということからお分かりの通りに、昨今のFPSゲームに比べれば
グラフィック、映像の「魅せる」部分において使われている技術は、相応に古いものになります。
Call of Duty 4や、Medal of Honor、Battlefield 3からFPSをやり始めた人々にとっては
「何このグラフィック」って感じると思います。

それでもこのMOD一つに、8年間の開発が費やされて、いまだにピーク時500人を超える
ユーザーが接続しているのは、このゲームにほかのFPSには無い「何か」があるのだと思います。
次はこの何かについて話しましょう。

このゲームは基本的にコミュニケーションをとるゲームです。とはいっても、人と付き合う上での
社交的なそれとは違って、「いかにフィールドの上で生き残るか」という為にコミュニケーションを
とる為、VoIPなどのボイスチャットが重要になってきます。
(クラン戦をよくやる人々が、チームメンバー同士連携して戦うのを想像してもらったら
分かりやすいと思います。)

ところがこのゲームにクランはありません(厳密に言えば海外勢ではありますが)。
チームに参加したありあわせのメンバーから、連携を取って勝利を目指すのがこのゲームの
醍醐味といえるでしょう。

また、MODの性質として登場する兵器、武器、マップが多いのも言えると思います。
今バージョンでも40マップ、15勢力、数えられない武器や兵器が収録されています。
また、実際の戦闘や映画をモチーフとしたマップが多いのもProject Realityの特徴です。
イラク、ファルージャをモデルとした、Fallujah Westや映画「地獄の黙示録」をモチーフとした
Charlies Point あるいは、アフガニスタンで展開する米軍部隊を収録したKorengal Valleyなど。

Project Realityのセールスポイントはこれくらいでしょうか。
何よりも、これだけボリュームの多いものが無料で 提供されているというのが、非常に大きな
強みになっていると思います。
今までBattlefield2をプレイしたことがない方も、古参BF2プレイヤーで珠の復帰を考えている方も
一度手にとって見てください。

1件のコメント

  1. ლ(╹◡╹ლ)

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