以前に解説記事として、PR Mumble 1.0リリース時にブログの記事を作成したのですが
そのときまったく触れなかった機能、「オーバーレイ」がありました。
一時はこれを有効化すると、Punkbusterの関係でキックされるなどの症状が発生すると
フォーラムで耳にしていましたので、使用を自粛していました。
ところがまぁ、実際にはそのような症状は起きないと確認できましたので
この便利な機能について、解説を加えていきたいと思います。
もともとのMumble解説記事は別に存在していますので、導入についてはそちらを参考にしてください。
PR Mumble 1.0について : 野良猫従軍記 -Werecat squad action report-
この記事は、導入が完了して入出力デバイスの設定が終わった状態を想定しています。
そもそもオーバーレイとは
現在自分が聞こえている音声が、誰が喋っているかということを視覚的に表示する機能です。
自分が普段から親しくしているプレイヤーならば、声を聞くだけで誰が喋っているのか
判断が付くかと思いますが、そうでない場合、あるいは極端に声が小さい場合などに
誰が喋っているのか、判断する必要が出てくるかと思います。
そういうときに、画面隅にネームが表示されていたら便利ですよね。
オーバーレイはそれを実現する機能になります。
1.オーバーレイの有効化
オーバーレイの設定項目は、上部メニュー「設定」タブの「設定」から、「オーバーレイ」を
開くことで参照できます。
「オーバーレイ」を開いたら、「オプション」エリアにある「オーバーレイを有効にする」という
ラジオボタンにチェックを入れることで、オーバーレイが有効化されます。
2.表示位置の調整
設定画面中央の、「レイアウト」のエリアを参照してください。
表示されている赤いドットを移動させることで、表示されるユーザーの「始点」を設定することが出来ます。
表示したい任意の場所に、ドットをドラッグしてください。
(個人的には、他のUIと被らない左下をお勧めします。)
さらに、表示されているエリアにマウスカーソルを合わせた状態で、マウスホイールを回すと
表示されているUIの大小を変更することが出来ます。
自分の画面サイズに合う程度に調整してください。
3.表示項目の設定
既に表示されているUIを右クリックすることで、さらに設定を細かく編集することが出来ます。
「フィルタ」項目では、UI上にどのユーザーを表示するか細かく設定できます。
「話している人だけ」に設定することで、現在喋っている人のみの表示
「Talking and recentry active」は、現在喋っている人と、直近まで喋っていた人を表示します。
「自分自身を表示する」項目ははずしておいても問題ないでしょう。
「列」項目では、ユーザー数を縦何列で表示するか設定します。
幅が広くなると視界が狭くなるので、通常は1にしておきましょう。
「Sort」項目では、表示するユーザーの並び順に付いて設定できます。
「Alphabetically」でアルファベット順、「Late State Change」で最近喋った順にそれぞれ
ソートされます。
4.UIのカスタム
先の右クリックメニューから「編集…」をクリックすると、「オーバーレイエディタ」を開くことが出来ます。
オーバーレイのユーザー欄に表示する項目を、より細かく選ぶことが出来ます。
上の画面では、「アバター」「発言禁止状態」の表示をオフにして、新たに「チャンネル」を追加
しています。
「チャンネル」とは、ゲーム参加後に割り振られる分隊を表していて、in-gameではこの部分に
「Squad 6」などと表示されたりします。
他にも、文字色、背景色や枠の色など、細かく設定することが出来ます。
いろいろ試してみて、もっとも分かりやすい設定を使用してください。