当サーバーで一般的に利用されているACEのAdvanced Medicalシステムについてですが、負傷と治療について人によって知識がまちまちとの現状がありました。これを受けて、一度Advancedの治療システムについて内容を検証してみましたので、覚書としてここに書いておきます。
以下に書かれている内容はAdvanced Medicalの一般的な内容についてですが、項目によっては当サーバーでの独自の設定が反映されている部分もあります。あくまで参考程度に。
○Bandageについて
負傷した箇所を治療するにはBandageが必要ですが、それぞれの負傷状態によって適切なBandageは異なっています。
現在のところACE3ではBandage(Basic)、Packing Bandage、Bandage(Elastic)、Basic Field Dressing(QuikClot)の4種類のBandageがあります。また負傷の状態についてはAbrasion、Avulsions、Contusions、Crush Wounds、Cut Wounds、Lacerations、Velocity Wounds、Puncture Woundsの8種類があります。
それぞれの効能は以下の図表の通りです。
負傷の状態
Bandage
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Abrasions
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Avulsions
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Contusions
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Clush Wounds
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Cut Wounds
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Lacerations
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Velocity Wounds
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Puncture Wounds
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F.Dressing
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最高
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低
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最高
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中
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低
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高
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低
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中
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Packing
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最高
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最高
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最高
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中
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最低
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低
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最高
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低
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Elastic
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最高
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低
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最高
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最高
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最高
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最高
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中
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最高
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QuikClot
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高
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最低
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高
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高
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高
|
高
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高
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中
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治療に際しては、「最高」のBandageを使うことで最も高いパフォーマンスを得られますが、組み合わせが難しいので「低」、「最低」のBandageを使わないように心がけるほうが簡単だと思います。
覚えておくといいのは
- AvulsionsにQuikClotは使わない
- Cut WoundsにPacking Bandageは使わない
の2点くらいです。
○Injecter類について
負傷者の手足に対して使用するInjecterにはMorphine、Atropine、Epinephrineの3種類があります。それぞれの効果については以下の通りです。
- Morphine 痛みを取り除く、心拍数を下げる、血液を薄くして出血量を増加(要検証)
- Atropine 心拍数が45以下の場合は心拍数を上げる、それ以外の場合は下げる
- Epinephrine 心拍数を上げる
Atropineについては「2本以上の投与によって心拍数を上げる」との説もありますが、上記の心拍数45以下の場合についてが誤解されて広まった可能性もあります。これについても要検証ですがGithubに公開されているソースコードを閲覧する限り、このような動作が予定されているようです。
○IV (intervenous bags)について
負傷により失われた血液を輸血、あるいは輸液することによって補てんすることができます。また血液の「粘性」がシミュレーションされていて、濃度によって負傷箇所からの出血量が変化します。
静注用バッグについては以下の3種類があって、それぞれ別の効果を持っています。
- Sarine 血圧を上げる、血液粘性を下げる
- Blood 血圧を上げる
- Plasma 血圧を上げる、血液粘性を上げる
血液粘性のシミュレーションについてはその詳細がソースコード上確認できなかったため、要検証の内容になっています。
また、IVバッグの「劣化」についてシミュレーションされている場合、BloodとPlasmaを30分以上持ち歩いた時には効果が低下することが考えられます。これらについてはAmmobox類や車両の中に保管することによって劣化が避けられるとの説もあり、検証が必要となってます。
○CPRについて
CPRはCardiac Arrest(心肺停止状態)にあるプレイヤーの心拍を戻す処置に使われます。ARMA2のACE2ではPrevtimeに入ったプレイヤーがDeadするまでの時間を延ばす処置としてCPRが存在していましたが、ACE3のCPRにその機能はないようです。(要検証)
ACE3のAdvanced Medicalでは心拍数がシミュレートされていて、通常時のBPMは80になっています。この値が20を下回った場合にはCardiac Arrestの状態に入るため、Check Pulseをした場合にはFind No Hert Beatが表示されることになります。
通常CPRを1-12回行うことによってCardiac Arrestの状態を脱して、心拍数を計測できる状態まで戻すことができます。 (回数については要検証)